「理学療法士の副業って、何がいいんだろう?」
給料が大きく上がりにくい職種だからこそ、気になる人は多いと思います。
私は転職のとき、「副業がOKかどうか」を決め手のひとつにしました。そして実際に、いろいろな副業を試してきました。
先に正直に書いておきます。まだ、ほとんど稼げていません。
それでもこの記事を書くのは、「試して、やめて、残ったもの」の記録が、同じことを考えている人の役に立つと思うからです。
📌 この記事で分かること
- 私が試してやめた副業4つと、その理由
- 今も続いている副業3つと、その共通点
- 副業を始める前に確認すべきこと
まず結論:続くかどうかは「稼げるか」では決まらなかった
やめた副業の理由は、すべて「向いていないと感じた」でした。
そして残った3つには、はっきりした共通点がありました。
【一覧】試した副業と、今の状況
| やめたもの | 続いているもの |
|---|---|
| YouTube | 整体 |
| 動画編集 | ブログ |
| ライティング | コーチング |
| SNS運用 |
そもそも、なぜ副業OKの職場を選んだのか
私は訪問リハビリへの転職にあたって、職場を選ぶ決め手を3つ持っていました。そのひとつが「副業がOK」でした。
理由は単純で、収入の柱を職場だけに依存したくなかったからです。
理学療法士の給料は、制度に縛られていて大きく伸びにくい構造があります(この話は理学療法士の年収のリアルに書きました)。だったら、職場の外にも何か持っておきたい——そう考えました。
だから私は、面接で必ず「副業は可能ですか」と確認します。これは面接で聞くことのひとつです。
やめた副業4つ|理由は全部「向いていなかった」
YouTube、動画編集、ライティング、SNS運用。どれも一度は手をつけました。
そして、どれもやめました。理由を振り返ると、全部同じでした。
向いていないと感じた。
「稼げなかったから」ではありません。「時間がなかったから」でもありません。やっていて、しっくりこなかったのです。
副業の情報を見ていると、「動画編集は稼ぎやすい」「ライティングは初心者向け」といった話をよく目にします。たしかにそうなのかもしれません。
でも稼ぎやすいかどうかと、自分が続けられるかどうかは、まったく別の話でした。
続いている副業3つ
① 整体
自宅やレンタルスペースで、お客さんがついたときに施術をしています。どこかに雇われているわけではなく、個人でやっている形です。
定期的に予約が入るわけではないので、不定期です。それでも続いているのは、理学療法士として学んできたことを、そのまま使えるからだと思います。
② ブログ
いま読んでいただいている、このサイトです。
理学療法士としての13年間——年収のこと、転職のこと、現場で困ったこと——を書いています。自分の経験がそのまま材料になるので、ネタに困りません。
③ コーチング
人の話を聴き、その人が前に進むのを支える仕事です。
リハビリの仕事と、重なる部分が多いと感じています。相手の希望を聴き、一緒にゴールを決めていくという点では、やっていることは近いのかもしれません。
残った3つの共通点
並べてみて、はっきり分かったことがあります。
続いている3つは、全部「理学療法士としての自分」とつながっている。
- 整体:PTの知識と手技を、直接使う
- ブログ:PTとしての経験を、そのまま書く
- コーチング:人と向き合う、という点が重なる
一方、やめた4つ——YouTube、動画編集、ライティング、SNS運用——は、理学療法士であることと直接つながらない「手段」でした。
もちろん、PTの発信をYouTubeでやる人もいます。やり方次第だとは思います。でも私の場合は、つながりが薄いまま続けようとして、「これは自分のやることじゃないな」と感じてしまったのだと思います。
正直なところ、まだ稼げていません
ここは隠さずに書きます。
これらの副業で、まだほとんど収益は出ていません。
整体は不定期。ブログも、収益化の仕組みを整えている途中です。「副業で月◯万円!」という話は、残念ながら私にはできません。
それでも続けている理由
では、なぜ続けているのか。
ひとつは、やっていて苦しくないからです。向いていないものは、稼げても続きません。逆に向いているものは、稼げていなくても続きます。
もうひとつは、いつか本業が続けられなくなったときの備えです。私は事故で大きなけがをした経験があり、働けなくなる可能性は誰にでもあると実感しています(その話はこちらの記事に書きました)。
すぐにお金にならなくても、「職場の外に何かを持っている」という状態そのものに意味がある——今はそう考えています。
副業を始める前に、必ず確認すること
最後に、実務的な注意点を3つ挙げます。ここは真面目に読んでください。
① 職場の規定を確認する
いちばん大事です。就業規則で副業が認められているかを必ず確認してください。
禁止されている職場、許可制の職場、届け出が必要な職場——対応はさまざまです。確認せずに始めると、後で大きな問題になります。
② 施術を伴う副業は、慎重に確認する
⚠ ここは特に慎重に:理学療法士が業務の外で施術を行う場合、資格の位置づけや関連する法令との関係を、事前にきちんと確認する必要があります。
私が自分のやり方をそのまま勧めることはしません。必ずご自身の職場、所属する協会、関連する公的な情報で確認してください。本記事は法的な助言ではありません。
③ 税金のことも頭に入れておく
副業で収入が出てきたら、確定申告が必要になる場合があります。給与以外の所得が一定額を超えるかどうかが目安になりますが、住民税の扱いなど細かい条件があります。
金額が出てきた段階で、国税庁の情報を確認するか、税務署に相談してください。
これから副業を考えている人へ
私が伝えたいのは、ひとつだけです。
「稼げる副業」を探すより、「自分が続けられる副業」を探したほうがいい。
そして理学療法士の場合、PTであることとつながっているもののほうが、続きやすいのかもしれません。少なくとも私はそうでした。
いくつか試してみて、合わなければやめる。それでいいと思います。私も4つやめました。やめたことは、失敗ではありません。
まとめ
YouTube・動画編集・ライティング・SNSは「向いていない」と感じてやめた。今続いているのは整体・ブログ・コーチングで、どれもPTであることとつながっている。収益はまだほとんど出ていないが、向いているものは稼げなくても続く。始める前に、職場の規定と関連法規の確認を忘れずに。
副業の話は、どうしても「いくら稼げたか」で語られがちです。でも、まだ稼げていない段階の話も、誰かの役に立つはずだと思って書きました。
私がなぜ「副業OK」を転職の決め手にしたのかは、クリニックから訪問リハビリへ転職した体験談に書いています。
🔗 あわせて読みたい



