理学療法士の年収のリアル|転職で給料はどう変わった?

転職ノウハウ

「理学療法士って、転職したら年収は上がるの?それとも下がるの?」

気になるテーマなのに、ネットで調べてもエージェントの宣伝や“平均値”ばかりで、現場のリアルな金額の動きはなかなか出てきません。私は2回の転職で、年収が上がる経験も、下がる経験もしました。この記事では、その両方を包み隠さずお話しします。

📌 この記事で分かること

  • 私が2回の転職で、年収がどう変わったか(実例)
  • 職場の種類による年収の傾向
  • 年収を上げたい人が転職で意識すべきこと

まず結論:年収は「職場の種類」で大きく変わる

理学療法士の年収は、職場を変えるだけで数十万円〜100万円単位で動きます。
上げることも下げることもできる。だからこそ「年収だけで職場を選ばない」ことが大切です。

実際、私は転職で年収を大きく上げた一方、次の転職ではあえて年収を下げる選択もしました。順番に説明します。

私の年収は、2回の転職でこう動いた【実体験】

スタート:病院時代(ベースライン)

新卒で入った急性期・回復期のケアミックス病院が、私の年収のスタート地点です。1年目はおおよそ340万円台からのスタートでした。

そこから約8年半、年功序列で少しずつ昇給し、辞めるころには440万円ほどに。安定している反面、給与が大きく跳ねることはない——それが病院の正直なところでした。

1回目の転職:病院 → 整形外科クリニック(2021年・年収 約40万円アップ)

2021年にクリニックへ移ると、年収は440万円ほどから480万円ほどへ、おおよそ40万円アップしました。金額のインパクトもですが、「転職で年収は上げられる」と実感できたのが大きな収穫でした。

上がった理由はシンプルで、勤務先の給与水準が病院より高かったこと。診療単価の高い外来整形のクリニックは、給与面で恵まれているケースがあります。

2回目の転職:クリニック → 訪問リハビリ(2024年・1年目は約80万円ダウン)

一方、2024年に訪問リハビリへ移った1年目は、年収が480万円ほどから400万円ほどへ、おおよそ80万円ダウンしました。「そんなに下がるの?」と驚かれるかもしれません。でもこれは、納得したうえでの選択でした。

ただし、訪問リハは仕事に慣れて担当する利用者さんが増えると、収入も伸びていきます。実際、私も2年目には450万円ほどまで持ち直し、クリニック時代との差は30万円ほどに縮まりました

クリニック時代は年収こそ高かったものの、拘束時間が長く、人間関係でも消耗していました。年収がいったん下がっても、自分のやりたいリハビリと納得できる働き方を取る——それが2回目の転職でした。

理学療法士の年収の一般的な傾向(職場別)

私のケースはあくまで一例です。一般的な傾向も押さえておきましょう。

理学療法士の平均年収は、おおよそ400万円台前半とされています(【最新値は厚生労働省「賃金構造基本統計調査」等で確認】)。そのうえで、職場の種類によって次のような傾向があります。

  • 病院:安定しているが、給与は年功序列で大きく伸びにくい
  • クリニック(外来整形など):勤務先により給与水準が高めのことがある
  • 訪問リハ・訪問看護ステーション:歩合(インセンティブ)制を取り入れる事業所もあり、訪問件数によっては高年収も狙える(逆に、基本給型だと下がることも)
  • 自費リハ・スポーツ分野:実力・成果次第で差が大きい

⚠ 注意:同じ「訪問リハ」でも、給与体系は事業所によってまったく違います。求人票の「年収例」は最大値であることも多いので、内訳(基本給・歩合・手当)を必ず確認しましょう。

年収を上げたい人が、転職で意識すべきこと

年収アップを狙うなら、次のポイントを押さえると失敗しにくくなります。

  1. 給与水準の高い職場を選ぶ:外来整形クリニック、歩合制の訪問、自費リハなど
  2. 「年収例」の内訳を確認する:基本給・賞与・歩合・手当のどれで構成されているか
  3. 役職・管理職の道があるか見る:将来的な伸びしろにつながる
  4. 地域差も考慮する:エリアによって相場が異なる

でも、年収“だけ”で選ぶと後悔します

最後に、これだけは伝えたいことがあります。

私はクリニックで年収を上げましたが、長い拘束時間と人間関係で心身をすり減らしました。逆に、訪問リハでは年収を下げましたが、やりたいリハビリと自由な働き方を手に入れ、今は納得しています。

年収は大事。でも、働き方・人間関係・やりがいとのバランスで考えること。これが、上げも下げも経験した私の本音です。

まとめ

年収は職場の種類で大きく変わる。上げることも下げることもできるからこそ、金額だけでなく「総合的な納得感」で選ぼう。

私の2回の転職の全体像は看板記事「理学療法士が2回転職して分かった本音」で、転職のタイミングについては別記事で詳しく書いています。あわせてどうぞ。

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