「面接で何を聞かれるんだろう」
「前の職場を辞めた理由って、正直に言っていいの?」
転職活動でいちばん緊張するのが面接です。私も2回目の転職(クリニック→訪問リハビリ)で面接を受けたとき、同じ不安を抱えていました。
この記事では、私が実際に聞かれた質問と、実際にどう答えたかをそのまま公開します。模範解答集ではなく、リアルな記録です。
📌 この記事で分かること
- 私が実際に聞かれた3つの質問と、その回答
- 「前職を辞めた理由」を正直に答えていいのか
- 面接で必ず聞いておくべき「逆質問」3つ
まず結論:面接は「聞かれる場」ではなく「確かめ合う場」
面接は、評価される場ではありません。
お互いに合うかどうかを確かめ合う場です。だから、取り繕う必要はありません。
私はこの考えで面接に臨み、聞かれたことに正直に答えました。結果として、今の職場に入職できています。順番にお話しします。
実際に聞かれた質問①:志望動機
これはどこでも聞かれる定番です。私はこう答えました。
「病院やクリニックといった、患者さんにとって“普段の生活ではない環境”ではなく、自宅という実際に日常生活を送っている場所で、その人の状況をリアルに感じながらリハビリがしたいと思ったからです」
ポイントは、「なぜ訪問リハなのか」が自分の言葉になっていたことだと思います。
「在宅に興味があって」「幅広い経験を積みたくて」——こういう抽象的な言い方だと、どこの職場にも当てはまってしまいます。そうではなく、病院・クリニックを経験した自分だからこそ感じた「環境の違い」を軸に話せたことが、説得力になったのだと感じています。
志望動機は、上手い言葉を探すものではありません。これまでの経験の中から出てきた、本当の理由を言葉にするだけです。
実際に聞かれた質問②:前職を辞めた理由
多くの人がいちばん悩むのが、この質問だと思います。ネガティブな理由を、正直に言っていいのか——。
私は、正直に答えました。「上司との関係がつらかった」という趣旨のことを、そのまま伝えたのです。
面接対策の記事ではよく「ネガティブな退職理由は前向きに言い換えましょう」と書かれています。でも私は、隠しても仕方がないと思いました。取り繕って入職しても、また同じことで悩むだけだからです。
結果として、それで不採用になることはありませんでした。
ただし、伝え方には気をつけました
正直に話すことと、前の職場の悪口を並べることは違います。私が意識したのは次の2つです。
- 事実を淡々と伝える:感情的にならず、あったことを事実として話す
- 「だから次はこうしたい」につなげる:辞めた理由で終わらせず、志望動機と一本の線でつなぐ
「つらかったから逃げてきました」ではなく、「そういう経験をしたからこそ、次はこういう働き方をしたい」——ここまでセットで話せると、ネガティブな理由も自分の軸を語る材料に変わります。
⚠ 補足:もちろん、正直に言うかどうかは状況によります。ただ「嘘をついて入職しても、自分が苦しくなるだけ」というのが、2回転職した私の実感です。
実際に聞かれた質問③:「どちらの事業所を希望しますか?」
これは予想していなかった、変化球の質問でした。
「あなたが希望している事業所よりも、ご自宅に近い場所に新しい事業所ができる予定です。どちらの事業所を希望しますか?」
私の答えは、「自宅に近いほうの事業所を希望します」でした。最初に応募した事業所ではなく、新設される近いほうを選んだのです。
この質問、一見すると単なる配属の確認に見えます。でも実際に問われていたのは、「あなたは働き方の何を優先する人か」ということだったのだと思います。
私は前職で、長い拘束時間に消耗しきっていました。だから通勤の負担を減らせる選択に、迷いはありませんでした。ここでも、自分の優先順位がはっきりしていたから即答できたのです。
面接では、こうした想定外の質問が飛んでくることがあります。でも、事前に「自分は何を大事にしたいのか」を整理しておけば、その場で取り繕う必要はありません。
その他、聞かれやすい定番の質問
私のケース以外にも、理学療法士の転職面接では次のような質問が定番です。準備しておくと安心です。
- これまでの経験と、得意分野(急性期・回復期・外来・在宅など、経験領域を具体的に)
- その経験をどう活かせるか(応募先の業務に結びつけて話す)
- いつから勤務できるか(在職中なら退職予定時期も)
- 将来的にどうなりたいか(キャリアプラン)
どれも、事前の自己分析ができていれば自然に答えられるものばかりです。
逆質問こそ大事|私が実際に聞いた3つ
面接の最後に必ずある「何か質問はありますか?」——ここが、実はいちばん大事な時間です。
私は、1回目の転職で労働環境の確認を怠って後悔した経験があります。だから2回目は、遠慮せずに聞きました。実際に聞いたのは、この3つです。
🙋 私が実際にした逆質問
- 「副業は可能ですか?」
- 「給与の振込は、ネット銀行でも可能ですか?」
- 「実際の年収は、いくらくらいになりますか?」
なぜこの3つを聞いたのか
①副業:働き方の自由度を測るためです。副業を認めている職場は、働き手の生活を尊重する文化があることが多い。実際、今の職場は副業OKでした。
②ネット銀行:細かいようですが、地味に効きます。指定の銀行口座を新しく作らされる職場もあるからです。「そんなこと聞いていいの?」と思うかもしれませんが、入職後の自分の生活に直結する話なので、聞いて損はありません。
③実際の年収:これが最重要です。求人票の「年収例」は最大値のことがあります。「私の場合、実際はいくらになりますか」と具体的に確認することで、入職後のギャップを防げます。
お金や条件の話を聞くのは失礼——そう思う必要はありません。長く働く気があるからこそ、確かめるのです。むしろ、こうした質問を嫌がる職場なら、その反応自体が判断材料になります。
面接前にやっておくこと
ここまで読んで気づいた方もいるかもしれません。私の回答は、どれも「自分の軸」から出てきたものでした。
志望動機も、辞めた理由も、想定外の質問への即答も、すべて「自分は何を大事にしたいのか」がはっきりしていたから答えられたのです。
逆に言えば、面接対策とは模範解答の暗記ではなく、自己分析そのものだということ。面接前にやるべきことは、たった一つです。
- 辞めたい理由を書き出す
- 次に手に入れたいものに優先順位をつける
- 自分の経験・強みを言葉にする
この3つが整理できていれば、どんな質問が来ても、自分の言葉で答えられます。
※具体的なやり方は理学療法士が転職前にやるべき準備|自己分析と情報収集のコツで詳しく解説しています。
まとめ
面接は取り繕う場ではなく、確かめ合う場。自分の軸がはっきりしていれば、正直に答えて大丈夫。そして逆質問で、聞きにくいことこそ聞いておく。
私は「前職を辞めた理由」を正直に話し、条件面も遠慮なく確認したうえで、今の職場に入職しました。結果として、ミスマッチのない転職ができています。
あなたの面接が、お互いにとって良い出会いの場になりますように。
🔗 あわせて読みたい



