「転職したい気持ちはある。でも、勢いで動いて後悔したくない」
「そもそも、今が動くべきタイミングなのかが分からない」
——転職を考え始めたとき、多くの理学療法士がこの壁にぶつかります。かくいう私も、これまでに2回の転職を経験しましたが、どちらも“あるきっかけ”で踏み切りました。
📌 この記事で分かること
- 理学療法士が転職を考える主な理由(あるある+私の実例)
- 動くべきベストタイミングと、避けたほうがいい時期
- 「今が動き時か」を見極める判断基準
まず結論:転職を考えていい「サイン」とは
先に結論をお伝えします。
その不満が「一時的な感情」ではなく、
「今の環境にいる限り解決できない」と分かったとき。
それが、転職を本気で考えていいサインです。
逆に言えば、疲れや一時的なストレスで「辞めたい」と思っているだけなら、少し時間をおいて見極める価値があります。ここを切り分けることが、後悔しない転職の第一歩です。
理学療法士が転職を考える主な理由【あるある+私の実例】
理学療法士が転職を考えるきっかけは、大きく次の4つに分かれます。
① スキル・キャリアの停滞を感じたとき
「毎日の業務がパターン化して、成長している実感がない」——これは多くのPTが抱える悩みです。私の1回目の転職も、まさにこれが理由でした。新卒で入った病院に約8年半いるうちに業務がパターン化し、さらに在宅支援に関わる事務的な業務が増えて、「理学療法士らしい仕事から離れていないか?」と感じるように。もう一度、施術の腕を磨き直したいと思ったのが大きなきっかけでした。
② 給与・年収に不満があるとき
年収は、職場を変えるだけで大きく動くことがあります。実際、私は1回目の転職で年収が40万円ほどアップしました。今の給与に納得できないなら、転職は有力な選択肢です。
※年収が実際どう変わったかは、別記事「理学療法士の年収のリアル」で詳しく紹介する予定です。
③ 人間関係・労働環境がつらいとき
どれだけ仕事内容が良くても、人間関係や労働環境がつらいと長くは続きません。私自身、クリニック時代は定時が18時45分でも実際の退勤は19〜20時が当たり前で、拘束時間の長さに加えて、上司との人間関係にも悩まされました。環境のつらさは、本人の努力では変えにくい——これは転職を考える十分な理由になります。
④ 働き方・ライフスタイルを変えたいとき
「もっと自分の理想に近い働き方をしたい」という前向きな理由もあります。私の2回目の転職がこれで、在宅で、その人の生活に寄り添ったリハビリがしたいという思いから訪問リハビリへ移りました。海沿いをバイクで移動しながら働けるのも、いい気分転換になっています。
転職のベストなタイミング
「理由」がはっきりしたら、次は「いつ動くか」です。
求人が増える時期を狙う
一般的に、年度替わり前の1〜3月と、下半期に入る8〜10月ごろは求人が動きやすい時期です。選択肢が増えるぶん、条件のいい職場に出会いやすくなります。ちなみに私は2021年10月、2024年1月に動きました。
経験年数の節目で考える
3年・5年・10年といった節目は、自分のキャリアを見直しやすいタイミング。「一通り経験できた」と感じたら、次のステップを考える好機です。
「この職場で学べることが一巡した」と感じたとき
業務がパターン化し、新しく得られるものが減ってきたと感じたら、それは成長の踊り場のサイン。環境を変えることで、再び伸びしろが見えてくることがあります。
逆に、避けたほうがいいタイミング
⚠ 注意:「今日、嫌なことがあったから」という一時的な感情だけで動くのは危険です。準備ゼロのまま勢いで辞めると、次も同じ不満を繰り返しがち。最低限の情報収集と自己分析を済ませてから動きましょう。
私が「転職を決めた瞬間」のリアル
最後に、私自身が「もう動こう」と腹を決めた瞬間を正直にお話しします。
1回目(病院 → クリニック):約8年半同じ病院で働くうちに業務がパターン化し、在宅支援の業務が増えて「自分は理学療法士として腕を磨けているのか?」と疑問を感じた瞬間でした。もっと施術スキルを高めたい、スポーツ分野にも挑戦したい——その思いが決め手になりました。
2回目(クリニック → 訪問リハビリ):年収は上がったものの、上司との人間関係がつらくなり、「ここではもう続けられない」と限界を感じた瞬間が決定打でした。同時に、在宅で生活に寄り添うリハビリをやりたいという思いも強くなり、訪問リハへ踏み切りました。
転職を考え始めたら、まずやること
「タイミングが来たかもしれない」と思ったら、いきなり求人を探す前に、まずは次の2つを。
- 不満と希望を書き出す:何が嫌で、何を手に入れたいのかを言葉にする。
- 情報を集める:職場の種類や相場、転職の進め方を知っておく。
具体的な準備や進め方は、別記事で順に紹介していきます。
まとめ
不満が「環境では解決できない」と分かったときが動き時。あとは求人が増える時期と自分の準備が整ったタイミングを合わせる。
転職は勢いではなく、「理由」と「タイミング」を見極めることが大切です。私の2回の転職の全体像は、看板記事「理学療法士が2回転職して分かった本音」でも詳しく書いています。あわせて読んでみてください。


