「転職したい。でも、いきなり求人を探していいのかな?」
答えは「ノー」です。理学療法士の転職は、求人を探す前の準備で結果がほぼ決まります。私は2回の転職で、準備が功を奏したこともあれば、準備不足で後悔したこともありました。この記事では、転職前にやるべき「自己分析」と「情報収集」のコツを、具体的にお伝えします。
📌 この記事で分かること
- 転職前の「自己分析」の具体的なやり方
- 失敗しない「情報収集」のコツ
- 準備不足で後悔した、私のリアルな実例
まず結論:転職は「自己分析」と「情報収集」で決まる
「自分の軸(自己分析)」と「相手の実態(情報収集)」。
この2つをそろえてから動けば、ミスマッチはぐっと減らせます。
準備その1:自己分析のやり方
自己分析というと難しく聞こえますが、やることはシンプル。次の3つを紙に書き出すだけです。
① 「辞めたい理由」を書き出す
まずは、今の職場の何が不満なのかを全部書き出します。年収・人間関係・働き方・スキル——もやもやを言葉にすると、「本当に転職で解決すべき問題」が見えてきます。一時的な感情なのか、環境を変えないと解決しないのかを切り分けましょう。
② 「譲れない条件」に優先順位をつける
次に、次の職場で手に入れたいことに順位をつけます。年収・働き方・専門性・人間関係……すべて100点の職場はありません。だからこそ「これだけは譲れない」を1〜3位まで決めておくと、求人選びで迷いません。
③ 自分の強み・経験を言語化する
経験してきた領域(急性期・回復期・外来・在宅など)や得意分野を書き出します。これは応募書類や面接でそのまま使えますし、自分の市場価値を客観的に把握することにもつながります。
準備その2:情報収集のコツ
自分の軸が定まったら、次は「相手」を知る番です。
① 職場の種類と年収の相場を知る
病院・クリニック・訪問リハ・施設・スポーツなど、職場によって働き方も年収も大きく違います。それぞれの特徴と相場を知っておくと、求人を見たときの判断軸ができます。
※職場ごとの違いや年収の傾向は、別記事で詳しくまとめています。
② 口コミ・評判を調べる
気になる職場が出てきたら、口コミや評判もチェック。求人票の良い面だけでなく、実際の退勤時間や職場の雰囲気といった“生の情報”を集めるのがポイントです。
③ 転職サイト・エージェントを情報源に使う
理学療法士向けの転職サイトやエージェントは、求人情報や内部事情を効率よく集められる情報源です。すすめられるまま決める必要はありません。あくまで情報を引き出すために使い倒すくらいの姿勢でOKです。
④ 可能なら職場見学をする
最も確実なのは、自分の目で見ること。見学できるなら、働く人の表情や雰囲気まで確認しましょう。入職後のギャップを防ぐ、いちばんの方法です。
準備で明暗が分かれた、私の実例
最後に、私自身の準備の「成功」と「失敗」を正直にお話しします。
うまくいったこと:1回目も2回目も、「何をしたいか」という軸ははっきりしていました。だから1回目はスキルと年収アップ、2回目は在宅で寄り添うリハビリと、目的に合った職場を選べました。
準備不足で後悔したこと:一方で、1回目はクリニックの労働環境(実際の退勤時間や職場の雰囲気)の情報収集が甘く、入ってから拘束時間の長さに苦しみました。「自己分析」はできていても「情報収集」が足りないと、こうしたミスマッチが起きます。
⚠ 教訓:自己分析と情報収集は「両輪」です。どちらか片方だけでは、転職の後悔は防げません。
まとめ
「自分の軸(自己分析)」と「相手の実態(情報収集)」をそろえてから動く。これが、後悔しない転職のいちばんの準備。
準備が整ったら、次は実際の進め方です。転職活動の流れは「進め方7ステップ」の記事に、私が準備不足で後悔した詳しい話は「後悔・失敗談」の記事にまとめています。あわせて読んでみてください。

