「理学療法士として働いているけれど、今の職場のままでいいのかな」
「転職を考えてはいるけど、ネットを調べてもエージェントの宣伝記事ばかりで“本音”が見えない」
——そんなモヤモヤを抱えていませんか。
私は神奈川県で働く現役の理学療法士です。2013年に新卒で病院に入職してから13年、これまでに2回の転職を経験し、「急性期・回復期の病院」「整形外科クリニック」「訪問リハビリ」という3つの職場を渡り歩いてきました。
📌 この記事で分かること
- 2回の転職で、職場・年収・働き方がどう変わったか
- 転職して「良かったこと」と「後悔したこと」の両方(正直に書きます)
- これから転職を考えるあなたが、まず何から始めればいいか
転職サイトのキレイな宣伝ではなく、実際の数字と本音だけを書きます。同じように悩んでいる誰かの判断材料になれば嬉しいです。
まず結論:2回転職して分かった、いちばんの本音
先に結論からお伝えします。
転職は「逃げ」ではありません。
自分に合う環境を選び直すための、前向きな手段です。
ただし、はっきり言えるのは「年収も、働き方も、人間関係もすべて100点」という職場は存在しないということ。実際、私は年収が上がった転職でも別の不満を抱えましたし、年収が下がった転職でも手に入れたものがありました。
だからこそ大事なのは、「自分は何を一番大事にしたいのか」をはっきりさせること。これが、転職を後悔しないための唯一のコツだと、2回の転職を経て痛感しています。
自己紹介|どんな理学療法士が書いているか
改めて簡単に自己紹介させてください。
🩺 運営者プロフィール
神奈川県在住の現役理学療法士。2013年に養成校を卒業して新卒入職、以来13年。急性期・回復期・外来整形・在宅と、PTが関わる主要な現場をひと通り経験。
このブログを始めたのは、自分が転職活動をするたびに「理学療法士の転職は、とにかく情報が少ない」と感じたからです。出てくるのはエージェントの宣伝記事ばかりで、現場のリアルな本音がなかなか見つからない。それなら、自分の実体験を残して、同じように悩む人の役に立てたら——そう思って立ち上げました。
私の2回の転職ストーリー
ここがこの記事の核心です。時系列でお話しします。
スタート地点:新卒で入った「ケアミックス病院」(2013年〜)
最初の職場は、整形外科の急性期病棟50床と、整形外科・脳神経外科の回復期病棟50床をもつケアミックスの病院でした。
急性期から回復期まで一つの病院で一気通貫に診られる環境で、術後すぐの患者さんから、自宅復帰を目指すリハビリまで幅広く経験できました。正直しんどい場面も多かったですが、理学療法士としての基礎を徹底的に鍛えてもらった7年半だったと感謝しています。
1回目の転職:病院 → 整形外科クリニック(2020年10月)
転職した理由は、施術スキルをもっと上げたかったこと、そしてスポーツ分野に挑戦したかったことです。
転職先は、子どもから高齢者まで幅広く通院する整形外科クリニック。院長がJリーグのプロサッカーチームのチームドクターを務めていて、プロのスポーツ選手も通ってくるような環境でした。
そして、この転職で年収が一気に60〜70万円アップしました。病院に勤めていたときには見えなかった世界で、「転職で年収は上げられる」と実感した出来事でした。
2回目の転職:クリニック → 訪問リハビリ(2024年1月・現在)
2回目の転職理由は、在宅で、その人の生活に寄り添ったリハビリがしたくなったからです。
正直に言うと、もう一つ理由があります。海沿いをバイクで移動しながら働けるのが、いい気分転換になりそうだと思ったこと。働き方そのものを変えたかったんです。
今は訪問看護ステーションで訪問リハビリをしています。ただ、年収はクリニック時代から約100万円ダウンしました。それでも、自分が本当にやりたかったリハビリと、自由な働き方を手に入れられた今の選択に後悔はありません。
2回転職して「良かったこと」
転職してよかったと感じているのは、主に次の3つです。
- スキルの幅が広がった:急性期・回復期・外来整形・在宅と、PTが働く主要な現場をほぼ経験できた。一つの職場にいただけでは絶対に得られなかった財産です。
- 年収を上げる経験ができた:1回目の転職で年収60〜70万円アップ。「動けば変わる」と体感できたのは大きい。
- 働き方を選べるようになった:今は生活に密着したリハビリを、自分に合ったペースでできています。
※年収がどう動いたかは、別記事「理学療法士の年収のリアル|転職で給料はどう変わった?」でもう少し具体的に紹介する予定です。
2回転職して「後悔・大変だったこと」
一方で、正直に「これは大変だった」と思うこともありました。ここを隠したら、このブログを書く意味がないので書きます。
クリニック時代:定時は18時45分でしたが、実際には19〜20時に退勤するのが当たり前で、拘束時間がとにかく長かった。さらに上司との関係に悩まされる場面もあり、年収は上がったものの、心身はかなりすり減りました。
訪問リハ時代:前述の通り年収が約100万円ダウン。さらに、対応が難しい利用者さんも一定数いて、「在宅=自由でのんびり」というイメージだけで選ぶと痛い目を見ます。
⚠ 教訓:求人票の「定時」や「年収例」だけで判断しないこと。実態は、入ってみないと分からない部分が必ずあります。
これから転職を考えるあなたへ|まず何をすべきか
最後に、2回の転職を経た私から、これから動こうとしているあなたへ3つだけ。
- 「何が不満で、何を一番手に入れたいか」を紙に書き出す。年収・スキル・働き方・人間関係——優先順位をはっきりさせるだけで、選ぶべき職場が見えてきます。
- 求人票の数字を鵜呑みにしない。「定時」「年収例」の裏にある実態を、面接や口コミで確認する。
- 一人で抱え込まない。転職サイトやエージェントは情報源として使い倒す。ただし宣伝は割り引いて聞くこと。
まとめ
転職は前向きな手段。ただし完璧な職場はないから、自分が何を一番大事にするかを決めることがすべて。
これが、2回転職して分かった本音です。このブログでは私の実体験をもとに、転職を考えるタイミング・年収のリアル・後悔した失敗談・職場ごとの特徴・転職活動の進め方など、理学療法士の転職に役立つ記事をこれから増やしていきます。同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。