「訪問リハビリって、実際どんな1日を過ごすんだろう?」
「1日に何件くらい回るの? 残業はあるの?」
転職先として訪問リハを考えたとき、いちばん気になるのが日々の働き方のリアルですよね。求人票を見ても、そこまでは書いてありません。
この記事では、訪問看護ステーションで働く現役の理学療法士である私の1日を、実際のタイムテーブルそのまま公開します。「訪問リハ=自由」というイメージとのギャップも、正直にお話しします。
📌 この記事で分かること
- 訪問リハPTの1日のタイムテーブル(実例)
- 1日に回る件数と、訪問以外の仕事の中身
- 意外と知られていない「直行直帰NG」の職場もあるという話
まず結論:8時20分出勤、7〜8件回って17時30分退勤
私の訪問リハの1日は、朝8時20分ごろ出勤 → 午前3件・午後4〜5件 → 17時30分の定時過ぎに退勤。
1日7〜8件を回りますが、残業はほとんどありません。
ここがクリニック時代といちばん変わったところです。朝早くから夜遅くまでだった生活が、定時で終わる生活に変わりました。まずは1日の流れを詳しく見ていきましょう。
訪問リハPTの1日タイムテーブル
8:20〜8:25 出勤(定時は8:30)
└ 記録の準備、計画書・報告書の作成
8:50 or 9:00 1件目の訪問スタート
午前中 訪問3件(40分 or 60分)+ 移動
12:00〜13:00前後 事業所に戻って昼休み
└ 訪問予定によって時間は前後します
午後 訪問4〜5件 + 移動
17:00〜17:20 最終訪問が終了 → 事業所へ戻る
17:30過ぎ 記録を書き終えて退勤
朝:出勤してから1件目までの30分が勝負
私の職場は定時が8時30分なので、8時20分〜25分ごろに出勤します。1件目の訪問は8時50分か9時スタート。この間の20〜30分でやることが、意外と多いんです。
- その日の記録の準備
- 計画書・報告書の作成(月末が近いと、ここが重くなります)
- 1件目への移動
この時間帯に書類を進めておかないと、夕方の自分が困ることになります(笑)。訪問リハは「利用者さんと関わる時間」以外の仕事をどう捌くかが、定時で帰れるかどうかを決めると感じています。
意外な落とし穴:直行直帰ができない職場もある
ここで、訪問リハを検討している人にぜひ知っておいてほしいことがあります。
訪問リハと聞くと「自宅から直接1件目へ向かって、最後の訪問が終わったらそのまま帰宅」——そんな自由なイメージを持つ人が多いと思います。私もそうでした。
でも、私の職場は直行直帰NG。出勤時と退勤時は必ず事業所に寄る決まりです。
⚠ 面接で必ず確認を:直行直帰の可否は、事業所によってまったく違います。同じ「訪問リハ」でも、これがあるかないかで1日の拘束時間が1時間近く変わることもあります。求人票には書かれていないことが多いので、面接で必ず聞いてください。
ちなみに私は、直行直帰ができないこと自体は、そこまで不満に思っていません。事業所で同僚と顔を合わせて情報交換できるメリットもあるからです。ただ「知らずに入職して驚く」のはもったいないので、事前に確認しておくべきポイントだと思っています。
午前:3件がベースペース
午前中は3件回るのが基本です。1件あたりは40分または60分で、利用者さんによって違います。
訪問と訪問の間には移動が入ります。私は海沿いのエリアを担当していて、この移動時間が良い気分転換になっています。診療室に一日こもっていたクリニック時代とは、まったく違う感覚です。
昼:いったん事業所に戻って休憩
午前が終わったら、事業所に戻って昼休みです。だいたい12時〜13時前後ですが、訪問予定によって前後します。
ここは事業所によって差が出るところで、車の中で食べる人、コンビニで済ませる人、いろいろです。私の職場は事業所に戻るスタイルなので、同僚と話す時間にもなっています。
午後:4〜5件回って17時台に終了
午後は4〜5件。午前と合わせて1日7〜8件が私の平均的な稼働です。
最終訪問が終わるのは17時〜17時20分ごろ。そこから事業所に戻り、残った記録を書いて17時30分の定時を少し過ぎたころに退勤します。
「17時台に仕事が終わる」——これは、以前の私からすると信じられないことでした。クリニック時代は朝早くから夜遅くまでで、自分の生活に使える時間がほとんど残らなかったからです。
このスケジュールを見て、どう感じましたか?
正直、想像より「きっちりしている」と感じた人が多いのではないでしょうか。
訪問リハは自由な働き方だと思われがちですが、実際は分単位で予定が組まれた、かなり計画的な仕事です。移動が入る分、遅れは次の訪問にそのまま響きます。「のんびり働ける」という期待で入ると、ギャップを感じるはずです。
一方で、予定さえ回り切れば定時で帰れるのも訪問リハの良さ。ダラダラ残る文化がなく、生活のリズムが整いました。この働き方は、私にはとても合っています。
💡 補足:件数や訪問時間は事業所によって大きく違います。1日10件近く回る職場もあれば、5〜6件でゆったり回る職場もあります。「1日何件が標準か」も面接での必須確認事項です。ちなみに私の稼働がどれくらいの売上になっているかはこちらの記事で計算しています。
まとめ
訪問リハの1日は、8時20分出勤・7〜8件訪問・17時30分退勤。自由というより「計画的」。ただし予定が回れば定時で帰れるので、生活のリズムは整いやすい働き方です。
訪問リハは、イメージだけで判断すると必ずギャップがあります。だからこそ、こうした「1日の流れ」を具体的に知ったうえで検討してほしいと思っています。
私がなぜクリニックから訪問リハへ移ったのか、その経緯は別記事にくわしく書きました。あわせて読んでみてください。
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